本屋のひとりごと 31 おすすめします「蒼氓」石川達三 著
下記の文章は2014年に注文書を付けてチラシの形にして配布したものです。 この度第一回芥川賞受賞作「蒼氓(そうぼう)」が復刊されました。 横手市出身の石川達三が著した「蒼氓」は、社会派作家として知られた石川の原点ともいえる作品です。昭和初期にブラジル移民として全国から神戸の国立
本屋のひとりごと その30
八戸市の本屋は元気でした 7月7日に第68回書店東北ブロック大会が開催されました。昨年は秋田県が当番で書店、出版社等200人を9人の地元組合員で迎えて、難儀しました。 今回はお客さん気分で、とても有意義な2日でした。特に八戸市長小林氏の「家族で本屋へ行こう」という講演会に感...
本屋のひとりごと その29
高校生にインタビューされ、そのレポートを頂きました。 タイトルは 「本」はなくしてよいのか?-秋田で本に関わる人達を取材しての考察- 最終ページには 現在の学校教育は性急にパソコンの授業を取り入れ、情報検索の仕方を教えるようになりましたが、・・・ 最後の4行は ...
本屋のひとりごと その24
あいかわらず乱読が続いている。ミステリー、伝記的なもの、歴史、理系、旅行記的なもの、超常現象・・・。本は書き手(作家、研究者、その道にのめりこんでいる人等々)の考えが本論にからませて時々出てくる。特に職業作家は、出版、読書に関することにが多いようだ。 ...
本屋のひとりごと その23
本の、読書の大切さは誰しも認識していると思う。読書推進には本に関わる団体・人の思い、行動はもちろんだが、行政の意志、バックアップは大きい。 行政が動き下記を宣言し動き出した。 大子町読書の町宣言 私たち日本人は、「自ら努力すること」や「人を思いやること」を大切にし...
本屋のひとりごと その18
職業柄新聞、雑誌、ネット他、本について書いている(書評に限らず)活字は目に入れば、斜め読みする。真剣に読むのは、自分の範疇になかった本・自店にないであろう本だ。 新聞に下記の一文がありました。ご紹介します。 感動は、キャベツや豚肉とは違います。お店に行ってお金を出せば手...
本屋のひとりごと その15
ないしょの話 本の検索をしていると絶版、品切れ・重版予定なしの表示を目にする。 出版界はマイナス成長なのに出版点数だけは右肩上がり。 某大手出版社の社員によると、「毎年出版した点数と同じだけ絶版にする」「なぜか」「倉庫は一杯だ。新しい物を入れるため」もっともなこと。...
本屋のひとりごと その13
こどもたちへ 原稿用紙と依頼文を妻から渡されたのは、一カ月以上前だったと思う。最近気になり「いつまでだった」と聞くと「月曜日」との事。何、何。さてと原稿用紙を前にペンを持つが、なんと書いたものやら、タバコを一服。 改めて二人の息子の事を考えてみた。二人は二年生になり...
本屋のひとりごと その11
藤原正彦氏は、新潮新書『国家の品格』のなかで、「市場原理主義の前提は、『まずは公平に戦いましょう』です。公平に戦った結果だから、勝者が全部取って構わない。しかし、武士道精神によれば大きい者が小さい者と戦いやっつけることは『卑怯』である」と書いている。 ...
本屋のひとりごと その10
親子の絵本プランに関わって、絵本、読み聞かせ、書店、経済・・・について今まで接したことのない考え方に出会い共感した。そして、広い意味で今までの私の根底にある想いは、同一線上にありより一層行動しょうと思う。 最近私の接したもの ...