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本屋のひとりごと その30

  • kagayabooks
  • 2016年7月25日
  • 読了時間: 2分

八戸市の本屋は元気でした

 7月7日に第68回書店東北ブロック大会が開催されました。昨年は秋田県が当番で書店、出版社等200人を9人の地元組合員で迎えて、難儀しました。

 今回はお客さん気分で、とても有意義な2日でした。特に八戸市長小林氏の「家族で本屋へ行こう」という講演会に感動 感動しました。八戸市は「本のまち」構想を掲げ、市長の本、読書への重要性の認識が施策に生かされており、地元書店が元気なのを実感しました。

 施策は色々ありますが、注目すべきは次の2点です。

 ◎ 「マイブッククーポン」を全小学生に2千円分配布し、書店で使えるようにしました。これは「保護者と書店に行き、自ら本を選び購入する体験を通じて読書に親しむ環境を作る事」を目的とした書籍購入補助です。市長は「本を自分のものにする経験で、早い段階から本の価値を認識してほしい」と図書館等の意義を認めつつ、自分の本として所有する意義を熱く語りました。来年度から3歳児にも配布するようです。

 現実に2千万円超が地元書店の売り上げになっています。

 ◎ 公的書店「八戸ブックセンター」今秋オープン

 この話を昨年聞いたときは民業圧迫ではと思いました。書店のない地域に行政が書店をつくるという話は聞いたことがありますが。

 構想を聞いてみると、書店ルートの事をよく解っていて、地元書店に不利益がない仕組みを作っていました。

 市長は「公共が担う役割にどこで線を引くかという問題はあるが、やる価値はある。民営化で儲ければ成功、という風潮が強すぎる。公営化で市民の幸せにつながる例があってもいい」と持論を語りました。

 行政が本・読書環境の重要性を認識し、書店と情報交換して施策に生かしている姿はすばらしいと思いました。

 
 
 

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